TECHJAPANでは、北部の地域にいままで3箇所の裁縫訓練センター建設いたしました。長い紛争や津波で被害を受け、職業を得るチャンスのない村の人たちにとって、TECHJAPANの裁縫センターは、新しい仕事への道を開きました。ミシンを持つ夢が実現しただけでなく、正しいミシンの使い方を覚え、その技術をレベルアップすることで、女性たちに生活を切り開いていく自信を与えました。最終的には日本からのサンプル通りに作製することが出来るようになり、昨年は23名が卒業しました。
卒業生は地元の洋服屋に勤めるようになり、学校の制服を作って3000~5000ルピー(3000円〜5000円)を毎月稼いでいます。また、自分の店を構えたり、裁縫の先生になって後輩の指導にあたる女性もいます。
このようにすべてを失われた女性たちが手に技術をつけ、最終的には自立した生活が営める様になる他、「学ぶ」ことによって女性たちにも新たな目標ができ、生活に躍動感と自信が戻り、内戦や津波で受けた傷が徐々に癒されることも期待できます。反政府ゲリラの兵隊にならざるを得ない女性、また家族をおいて出稼ぎにいくかメイドになるかしかない女性が多くいる中で、このような支援が女性やひいては家庭の平和への希望となることものぞめます。 |