ナイロビの屈指の大教会でUNITYを熱唱
ケニア到着最初の大イベントは、首都ナイロビでの教会訪問。
こちらのParkland Baptist Churchを訪れるには、実は面白いいきさつが。「UNITY」CDの製作時、ケニア大使館を訪れてご挨拶し、「ケニア大使館後援」をいただきました。その時お相手してくださり、快く後援を快諾してくださったのが、当時の在日本ケニア臨時大使のアラン・ブルさん。私達の活動に興味を持ってくださり、色々とお話をしていく中で・・・
「実は、僕の弟もゴスペルシンガーなんだ。ケニアで活動しているよ。」
「え~~~!!!???」
「訪問の際は紹介するので、ぜひ歌いに行ってはどうか。」
そしてブルさんの弟のエリアスさんが本拠地を置いているこちらの教会。
ケニアの日曜日の日常である礼拝を見学し、その後なんとこの立派な聖堂で私達もゴスペルを歌わせていただきました。
チャペル内部は、千人規模が座れる総2階構造。専属のクワイヤにバンドもいらっしゃり、音響はバッチリ。チャペル内のアチコチに設置されているプロジェクターで全員に見えるようにゴスペルの歌詞や、お話の内容が映し出されます。あまりの立派さに、私達は驚きを隠せませんでした。
朝8時半から約2時間の礼拝に参加してみると、お話を聞くだけでなく、音楽もかなりふんだんに登場して、それはスワヒリ語のゴスペルだったり、英語のゴスペルだったり。プロジェクターに歌詞が出るので、私達も地元の皆さんと一緒に歌いながら参加しました。
そして・・・後半、「今日は日本からお客様が!」と紹介されいよいよ出番です。
悩んだ結果、ここでは日本語の「UNITY」を歌うことにしました。私達がケニアに来るきっかけとなったこの曲を、ケニアの皆さんの前で歌いたい。そして、他民族・多文化・多言語が共存するケニアの中、「自分たちの言葉でいいんじゃない?」というエリアスさんからのアドバイスで、あえて日本語で歌わせていただきました。
初めて会う人々、言葉の違う人々との間で、気持ちを伝え合うにはどうしたら?この旅通しての課題に、「UNITY」を歌うことから、まず挑戦。どうしたらメッセージが伝わるか・・・と、宿でも身振り手振り・表情付きUNITYの練習しました。
礼拝の後には、この教会のクワイヤの皆さんともお話できました。彼女達は、布教やチャリティのために、ケニア各地を回るんだそう。 「歌、素敵だったよ」と声をかけてもらい、私達も一安心。
牧師さんからも、「本当に良い歌をありがとう。ナイロビに来る時には絶対にまたこちらへ来てください。皆さんが歌ってくださるなら、次は教会でもマサイの地の井戸プロジェクトへの募金を募りましょう。」と嬉しいお言葉をいただきました。
多文化・多宗教の共存するケニアの中にあって、キリスト教文化は意外にも色濃く、町の中でもいくつも教会を見かけます。しかも、「ケニアでゴスペル音楽は、音楽の中でもとても身近で、人気のあるものなんだ。」と。事前にそんなことも聞いていたので、ケニアでゴスペルに触れることはかなり楽しみでもありました。
ロイトキトックへの移動
いよいよ井戸現場への移動拠点となるロイトキトックという町への移動です。
ロイキトックはナイロビから車で順調に走って約4時間ほどの距離に位置するタンザニアとの国境付近の町。チームUNITY’S一行は、この町を拠点として宿泊し、毎日プロジェクトサイトへ向かいます。
車がナイロビ近郊を走る内は、交通量も多く、工場など近代的な建物も見えますが、ほどなくして道路で行き交うものといえば家畜の群れなどに。突然目の前に現れて横断することもしょっちゅうです。ここでは今の所、動物が優先。
天気がよければロイトキトックからは、アフリカの名峰のキリマンジャロ山がよく見えます。数時間前までいたナイロビの大都会と打って変わって、徒歩でもあっという間に一周できてしまうこじんまりとした町。けれど、生活の匂いが感じられて、どこか懐かしいような気もします。
電気もあり、宿ではシャワーも出るので、宿泊客にとってはそれほど不便を感じる町ではありません。けれど、停電の夜を乗り切る方法や、シャワーの水が切れないように、いかに出しすぎに使うかなどなど・・・工夫をする機会は盛りだくさん。UNITY’Sメンバーも、そんな知恵を出し合いながらの生活がスタートです。
ケニアの食堂でのお食事
町にある数件の食堂では、サッカーのゲームが始まると、地元のみなさんがお店にあるテレビに噛り付いて観戦していてました。かつての日本もこうだったのでしょうか!?
そんなケニアの食堂で食べるお食事は、日本人にとっても割合食べやすいもので、おいしかった!
基本的に、野菜や肉などは味付きで煮てあるものが多く、それをお米やチャパティ(小麦粉を水で練り、薄く伸ばして鉄板で焼いたもの)など何か炭水化物ものと一緒に混ぜたり付けたりしながら食べるのが主流。手前のお皿に見えるお芋の様なものは、地元でよく食べられているマトケというバナナを煮たものです。
こちらの白いものはウガリといってこの地域の代表的な主食の一つ。トウモロコシや小麦、キャッサバなどの粉をこねて蒸したもので、モチモチした食感。郷に入れば郷に従え。教わりながら、手で食べる本場のやり方に挑戦!
さあ、翌日からは、いよいよマサイのプロジェクトサイトへ出かけていきます!!
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