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野生の王国サファリ体験

この日はIWP大野さんの計らいで、プロジェクトの現場を離れ、ケニア一番の観光名所である「サファリ」へ。

午前中の方が動物が沢山見られるということで、眠い目をこすりつつ早朝6時から出発。車で1時間半弱も走れば、そこはもう野生の王国!アンボセリ国立公園です。

と言っても、サファリと外との世界が区切られているわけではないので、実際にはサファリに行かなくても、普通に車の走行中の窓から、「あ、キリンだ」「あ、ゾウだ」ということがあるのですが。

ゾウにキリンにライオンに。シマウマ・カバ・ハイエナ・チーター・・・。イボイノシシにガゼルに・・・もう名前が何だかわからないものまで・・・いるわいるわのオンパレード。

動物園でしか会うことがないだろうと思っていた動物達が、当たり前に生活をして命を育くんでいるのを目の当たりにして・・・息を呑むほどの感動を味わいました。

生きていくのに水が不可欠なのは、何も人間だけではなくて動物はみな同じ。この国立公園には湿地帯が広がっていて、動物達の気持ちよさそうに水浴びをしている姿が目に付きました。

しかしケニアの環境はいま、急速に変わっているそうです。伝統的な生活から、国際経済の波の中に入っていく中では、生活様式も変化し、現金収入を得るための農地開拓が進んでいます。

上流で灌漑用水を引くことが増えたり、農地の開拓のための伐採や商品として木材を切り出すことも進んだりして、下流までやってくる水の量が格段に減っているとのこと。

それによって、水を求めて移動する野生動物の動くエリアも変わり、人間と遭遇して事故が起こるケースも増えているようです。現地のニュースでは、日本で交通事故を扱うのと同じように、ゾウに踏まれて亡くなった方のニュースが流れていたりしました。

 「自然と共存する」。言葉で表せば一言ですが、なかなか簡単なことではありませんね・・・。ケニアにとってはこれからも毎日向き合っていく課題の一つなのではと感じました。

一路ナイロビへ。車窓から見えること

驚きと発見の連続だったロイトキトックの滞在もとうとうおしまい。もっと色々知りたい・・・もっとここに居られたら・・・と後ろ髪引かれる気持ちを振り切って、首都ナイロビに向けてマサイの地を後にしました。

あとは帰るだけ、とはいっても車窓から見えるあれこれでも、ケニアの現在の一端が色々と覗えます。一番目に付くのは、道路事情。道行くあちらこちらで、舗装工事が進行中。

ケニアの既存の道路、私達の走っていた道路のほとんどは、こういった赤茶けた土が均された状態になっている道路。車にのっていても、ガタンガタンと、お尻が上下に揺れます。また、空気の乾燥も手伝って、マスクをしていないと鼻が真っ黒になってしまうような土ぼこり。

今、首都ナイロビから第二の都市モンバサに向けた幹線道路や、隣国タンザニアに向けて走る道路について、急ピッチでコンクリート舗装が進んでいます。中国のODAによる事業だそうです。

首都に近づくと、こんなキレイな道路に。

車のスピードが、いっきにググっとあがるのがわかり、乗っている身体も楽で、舗装道路の有り難味を実感!実際、途中まで舗装が進んだことによって、大野さん達が仕事で首都とロイトキトックを往復するのに要する時間が2時間も短縮されたとか。

これがさらに進めば、商業も観光も行いやすくなり、数年経ったケニアの風景は、また少し変わったものになっているのかもしれないですね。

そして、道路のほかに目がいくのは、やはり自然。

車窓から見える、チョロチョロと流れている川。今はこれだけの水流ですが、以前はこの写真の幅いっぱいの水量が流れていたそうです。

ところどころに木も見えますが、以前はもっと密生していて、大野さんがケニアで仕事を請けるようになったたった五年前と比べても、目に見えてまばらになってきてしまっているとのこと。

いま、明らかにケニアは変化の真っ只中。変わっていく生活様式の中で、ますます水は貴重なものになっていくのではないでしょうか。

手当たり次第でなくて、どうやって水を得て、どうやって管理していくのか、これからずっと長いこと続いていく課題であるはず。そういう意味で、「井戸の支援」というGQ Familyも一端に関わるこの活動は、日常生活に寄り添う問題であるだけではなくて、ケニア全体の社会にも関わる大きなものであるな・・・と、走る車窓を眺めながら、感じざるをえませんでした。


帰国

10月9日(土)日本時間18時過ぎ、全員病気・怪我をすることもなく、無事帰国!

今回、私たちUNITY’S一行は、現実に行われている国際協力の最前線を訪問するという、本来なかなかできるはずのない、本当に貴重な体験を沢山させていただきました。

「Unity」CDプロジェクトを通して繋がり、歌詞の通り「名前も知らないあなた」から「出会いという絆」で結ばれたはずのマサイの皆さん、私たちの訪問を日本から応援し、帰国を楽しみに待っていてくださったメンバー、そして私達の訪問を受け入れ、多くの時間を割いて色々と教えてくださったIWPのみなさん、全ての方に感謝いたします。

私たちが実際に見てきたもの・体験してきたものも、ケニアで毎日毎日繰り広げられる日常からしたら、ほんのチョッピリの一端でしかないかもしれません。でも、それをヒントにして、足がかりにして、一生懸命さらなる想像力を働かせてみようとする・・・。そうすることによって、今まで「UNITY CDのあの場所」と遠い場所だったものが、ぐっと身近になってくるのではないでしょうか。

「まだ白紙の未来」に何を描くことができるのか、私たちができることをこれからも心を寄り添わせて考えていけるGQ Familyでありたいな、と思います。

どうか皆さん、これからもご支援・ご協力をよろしくお願いいたします!

以上、9日間の「GQ Family ケニア訪問ボランティアツアー」のご報告でした。


(文:NGOゴスペル広場 国際協力担当スタッフ 村石麻実)

 

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↓↓視聴できます
 0:00~Unity
 2:28~ Light Up My Day
 3:52~His Eye Is On The Sparrow
 5:30~Unity [英語版]

【作品概要】
■品番/
ANYA-7020
■アーティスト/
GOSPEL SQUARE Family
Vincento
Schanita
政井マヤ(MC)
■曲目/
1. Intro
2. Unity
3. Light Up My Day
4. His Eye Is On the Sparrow
5. Unity [英語版]
+各曲のカラオケ
■販売価格/
税込 1,050円

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この他、CDショップ各店でも
購入可(取り寄せの場合あり)

【着うた あります!】
・レコチョク
・FARMIX
・ドワンゴ
・ミルモ
・クロスワープ
 ~M100♪g∞veうた
・アクセルマーク 
 ~Best Hit J-pop
・アクセルマーク
 ~hotEXうたマガ
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