
ありきたりになりますが、本当に充実した9日間でした。

見るもの見るものが目新しく、つたない言葉では書ききれないのですが、写真や取っていたメモを見返しながら、最も楽しかったのはやはり井戸掘りの現場だったと思います。
楽しい、と言ってはいけない神聖な場所だと思いますが、それまでに行った教会や学校での歓迎という形ではなく、コミュニティの方と作業をしたり、一緒に水汲みに行ったりすることで、ほんのわずかな間でしたが実際の活動に近付けた気がしました。

ようやく掘り始めても水が出てこなかったり、地元の理解を得て実際掘り始めたプロジェクトでも、途中で実らないものもあったり、1つを掘り終えるにも様々なご苦労があることをお聞きしていましたが、少し掘るだけでも筋肉痛となり、遠いところから作業のための水を運んだりすることを経験すると、言葉だけではなく、行動することがどれだけ大変であるかを感じました。
井戸掘りサイトまでは、道路もガタガタで、1時間もジェットコースターに乗っているような道を進みます。大野さんは、少し前まではもっともっとひどい、雨が降るとタイヤがとられてしまうような道を毎日毎日通っていらっしゃったそうです。
地元の方々もそういった道を歩いて水を汲みにきたり、何時間もかけて学校に通ったりしているそうです。
当たり前に水が出る生活、電車やバスに乗って学校や会社に通うことがどれだけ恵まれているかを知りました。

ツアーのメンバーが“カルチャーショックを楽しむ!”方々ばかりだったのでショック!!ということは特にありませんでしたが、マサイの人たちが民族衣装を着て、首から携帯をさげているのには1番驚きました。
マサイの村でも伝統的な生活を続ける方と、そういった文明を取り入れて子供に学校に通わせたり、農業などから定期収入を得たりする生活を選択する方とが、今混在しているそうです。
~~持っていって良かったもの&要らなかったもの~~
昼間は暑かったので、半袖で十分でした。特に今回は歌わせていただく機会も多かったので、何枚かGQ T-shirtを持っていけばよかったなと思いました。
なので、逆に防寒グッズは使わずじまいでした 。
~~~今後の現地訪問ツアー参加者へ~~~~~
今回は地図で見つけるのも難しいような、事前に情報収集をするのが難しいところに滞在し、IWPさんのホームページを確認することくらいしかできませんでした。今後も同じツアーであれば同じようなところに行くことが多いかと思います。せめて、ケニアという国全体のことを知っておけば、もっと興味深い旅になったと思います。ケニア大使館のホームページ、ケニア関連の本・映画、JICAや同様の活動をしている団体から、少しでもその国のことを知ってからいくとよりよいと思います。
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